2024.02.20
細胞培養実習が終わったら、細胞はこうやって保管します❣
バイオ
こんにちは
バイオ学科・バイオ技術学科は春休み中です
先日、1年生の細胞培養実習体験が終わり…
(そのときの記事を読んでない方はこちらの記事もどうぞ👇
上手に培養できた細胞を、
先輩たちが凍結保存してくれています。
そうなんです!
実は細胞は凍結することで、
よい状態を保ったまま長期保管することが可能なのです
フラスコで育てられていた細胞は、
底面に張り付いてるので、
試薬を使ってやさしく剥がし、←やさしくがポイントです
決められた細胞数に調製したあと、
凍結専用の培地を使ってチューブに分注し
(オレンジのフタのものがチューブです
)、
このような容器に入れてゆっくりと凍結していきます。
なぜ専用培地を加えてゆっくり凍結していくかというと、、、
急速に凍結すると氷の結晶ができてしまい、
細胞を傷つけてしまうからです
細胞はデリケートなので、
やさしく冬眠させるイメージですね
できあがり
完全に凍結された細胞は
このあと液体窒素で保管します
ここで豆知識を1つ
液体窒素は-196℃です
すごく低温ですね
ここまで低温になると、感覚としては、
冷たいというより痛いです←扱いには注意が必要です
眠りについた細胞たち。
新学期までゆっくり休んで、
また学生さんたちに起こしてもらってください
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