みなさん、こんにちは。
前回、卒業生インタビューでご紹介した卒業生のNさんの勤務先、株式会社アイ・メッツの方に採用についてのインタビューにお答えいただきました!
株式会社アイ・メッツは、環境プラントの運営・維持と水処理技術を専門にされている環境関連企業で、毎年のようにobm生をご採用頂いているんです。
環境分野に興味のある方は必見ですよ!
【取材先】
取締役 営業部長 鈴木 典夫 様
「早速ですが、採用に関していくつかお伺いさせて頂きます。
まずは、どのような人材を求めておられるか、お聞かせいただけますか?」
「そうですね、大きく2つありまして、一番は素直さのある人材です。
先輩や上司の声に耳を傾け、素直に業務に取り組んで頂ければ、上司ももっと教えたくなるものですし、本人にとってもたくさん教えて頂けることは仕事を早く覚えることにもつながります。
まずは教えられたとおりにやってみて、そこから自分の経験と結び付けてみるという順序で取り組んで頂けるとよいですね。」
「なるほど。まずは素直にやってみるということですね。
もう一つはどのような人材ですか?」
「もう一つは、意味を考えながら業務に取り組み、自分が日頃考えていることを自分なりの言葉で臆せず話すことが出来る人材です。
単純で毎日変わりないやり方で業務を行うとしても、その中でプラスアルファとして何ができるかを自分なりに考えられる力が大切だと考えています。
例えば、日常点検において、昨日と今日で何が違っているかを言葉で説明できるということ。いつもとちょっと音が違うとか、においがほんの少し変だな、という報告が、機械の不調などに気づくきっかけになることもありますから。」
「なるほど。漫然と日々の業務をこなすのか、考えながら取り組むのかで、結果は全くちがってきますものね。
obmからご採用頂いている卒業生については、どのようなご印象をお持ちでしょうか?」
「元気さよりも確実に職場に馴染む人材を弊社が求めているためもあるかと思いますが、素直で従順に仕事に取り組んで頂ける方が多い印象です。
辞めずに長く働いて頂いているので、全社員の中での御校卒業生の占める割合もかなり大きくなってきておりまして、貴重な戦力になっていますよ。」
「ありがとうございます
本校としても、卒業生が長く働いてくれることは嬉しい限りですし、そのような職場環境を整えて頂いていることに大変感謝しております
多数の卒業生をご採用頂いている中、今回、卒業生のNさんが、貴社の親会社にあたる株式会社エステム様に転籍させて頂きましたが、こういった転籍はどのように決めておられるものでしょうか?」
「転籍については、2つの条件がありまして、「必要な資格の取得」と、「業務の実績」の両面において、ふさわしい人物を推薦し、選考の上で決定しています。
Nさんの場合は、必要な資格を取得されたほか、電気工事の資格も持っておられましたし、業務もしっかりとこなして頂いていましたので、推薦があがってきました。
今回転籍したのはNさん以外にもおりますが、2つの条件さえ満たせれば、どんどん推薦していきたいと考えています。」
「株式会社エステム様は、新卒採用では大卒以上を条件にしておられますので、転籍の制度は専門学校卒業生にとっては大きなチャンスだと思います。
Nさんから伺いましたが、貴社では資格取得にはかなり力をいれておられるそうですね。」
「はい。配属先で資格が必要となる場面も多いため、受験者に対して合格済みの先輩が勉強会を開いたり、通信添削を行ったりしていますし、受験料や受験時の交通費も全て会社で負担しています。
見事に合格された方には、お祝い金もお渡ししていますよ。」
「それはすごいですね
そこまでのバックアップがあれば、チャレンジしてみようという気持ちにもなりますね。
では再び採用に関するお話に戻りますが、学生時代に身につけておいてほしいことはどのようなことでしょうか?」
「入社したら一人暮らしをして頂くことが多いので、生活のリズムを自分で整えられる力は養っておいてほしいですね。
学生時代から遅刻が多い方は、就職してもやっぱり遅刻されるといったことがありますので、食事や健康管理も含めて、自覚してきちんとすごすことは心がけて頂きたいです。
知識や資格の面では、中学校の理科レベルのことは、資格試験の内容にもよく出てきますから、理解できていた方がスムーズに仕事ができるようになります。
それから数学の計算、特に単位の変換は、大卒の方でもニガテな方がおられますが、業務に直接関わりますので理解しておいて頂きたいですね。」
「なるほど。やはり基礎的な部分をしっかり理解しておくことが大切なのですね。
今後の指導の参考にさせて頂きます。
それでは最後に、業界をめざす学生にメッセージをお願いします
」
「今、環境は世界的に注目を集めている分野です。
人が汚したものから、汚れを凝縮し、きれいなところを自然に還す仕事は、決してきれいな部分ばかりではありませんが、環境を保全し、持続可能な社会を作る上では必要不可欠なものですし、それだけにやりがいもあります。
今後ますます担い手となる人材が必要な分野でもありますので、環境分野に携わる意欲と気概のある方を仲間として歓迎いたします
」
「熱いお言葉をありがとうございます
本日はお忙しい中、お時間を頂きましてありがとうございました。
卒業生ともども、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます
」