2021.10.24
こども夢・創造プロジェクト「細胞のふしぎ」2日め🔬顕微鏡編
バイオ
みなさん、こんにちは

今日はこども夢・創造プロジェクトの2日めの様子をお届けします。
1日めをまだ読んでいない方は、こちらからどうぞ↓↓↓
さて、みなさんは、血液細胞の中に、赤血球や白血球、血小板などがあることは知ってますよね。
白血球の中にもさらに細かく種類があって、それぞれ違った役割を持っています。
人気のあの細胞のマンガでもいろんなキャラクターが出てきますよね
あのキャラクターたちが表しているように、役割が違えば見た目の特徴も異なります。
それを染色して観察しようというのが本日最初のテーマです
昨日とはまた違った染色方法「ギムザ染色」にチャレンジ☆
今回はマイクロピペットも使います
マイクロピペットは、簡単に言うなら超精密なスポイト
μℓ(マイクロリットル=リットルの1000分の1の量)というものすごく小さい単位の量を正確に測り取ることができるすぐれものです
取り扱いにはちょっとコツと注意しないといけないことがありますので、まずはお兄さんお姉さんに丁寧に教えてもらってから、お水で吸い取る練習をしてみます
使い方がわかったらいよいよ本番
染色液をプレパラートの上に慎重に載せていきましょう。
しばらく待ってから染色液を取り除けば完成
顕微鏡で観察してみましょう
みんな真剣な表情で熱心に観察していて、まさに
未来の研究者
これからさらにいろんなことに興味を持って、勉強してくれることでしょう


さて、昨日から観察してきた細胞はどれも動物のもの。
今度は植物の細胞も観察しよう!ということで、いろんな野菜・果物を用意しました
顕微鏡で観察できるように薄くスライスする作業は刃物を使いますので、在校生がお手伝い

ここは手先の器用さが問われます。
こどもたちが見守る中、ドキドキしつつなるべく薄く切っていきます。
玉ねぎの薄皮は酢酸オルセイン溶液で細胞の核を染色、
じゃがいもはヨウ素液を加えてでんぷんをきれいに染色しましょう
マイクロピペットの扱いにもずいぶん慣れてきたようですね

ジャガイモのでんぷんもきれいに染まりました↓↓↓
こちらは玉ねぎの薄皮↓↓↓
用意した野菜のほかにも、周りにあるものをいろいろ顕微鏡で見てみます

さすがに鉛筆そのままだと真っ黒かな
薄い紙に鉛筆で書いたものを見れば、黒鉛の粒粒が見えるかも
ひとしきり観察を終え、続いては手作り顕微鏡を作製します
これさえあれば、家に帰ってからも小さな世界が観察できます
組み立て図を見ながら、お兄さんお姉さんと協力して作っていきます

「あ、これはここにはめるんじゃないですか?」
「ほんとだほんとだ!上手上手♪」
すっかり仲良しになって笑顔で作業を進めます
かっこいい顕微鏡が完成
さっきまで見てた顕微鏡ほどきれいには見えませんが、家でも観察してみてね

2日間の実習で作ったプレパラートもプレゼント

ケースに入れて持って帰ってもらいました
そしてプログラムの最後はラボツアー
obmの実験室にご案内
細胞培養室で、もっと高度な顕微鏡で細胞を見たり・・・
環境実習室で、細菌を見たり。
みんなあちこち写真を撮りまくっていました

obmの関連機関で、研究受託を行っているOBMリサーチセンターの研究所も特別に見学させていただきました
センター長の大塚先生から専門機材についての説明をお聞きして、
さらに超高性能な顕微鏡で、生きた細胞も見せてもらいました
顕微鏡の画像はモニター上に大きく映し出されて、こどもたちみんな食いいるように見つめていました
こうして2日間のプログラムはすべて終了。
最後は作った顕微鏡をもって記念写真

お手伝いをしてくれた在校生のみなさんもありがとうございました~

楽しいイベント盛りだくさん
obmに興味を持った方は、
資料請求してみてくださいね
