入試広報部の黒木です
本日は病理分野のオープンキャンパス体験のレポートです
皆さまは「薄切(はくせつ)」という技術をご存じでしょうか?👀
書いて名の通り、薄く切るという技術ですが、obmでは病理分野の体験としてこの薄切体験を実施しています
病理とは?病気の解明や病気の診断を確定することを目的とする、医学に関わる分野です!
obmでは病理標本の作製に繋がる実習で学生たちがその技術を学んでいます
オープンキャンパスでは、こちらのミクロトームという機材を活用し、パラフィンで固定した切片を薄く切る体験を行いました
ミクロトームはスライサーの役目をしており、固定した切片を薄く切るための機材です!

まずは在校生のお手本を見て、実際に機材を使って薄~く切っていきます
扱う機材のミクロトームのミクロとはマイクロ(μ)という単位から来ており、1ミリの千分の一の単位なんです!
人の髪の毛1本が50μm~100μmと言われており、その薄さがうかがえます
実習担当の高村先生より「ゆっくり過ぎず、でも速すぎず、一定のスピードで丁寧にスライスすることが大切です」とアドバイスをもらいながら、体験してもらいました
先輩在校生たちに教わりながら、本日体験に参加した皆さんはとても上手に薄切することができていました
私はこの薄切が苦手で、何度も何度も練習することでやっとできるようになりましたが、初めての体験で私よりも上手にする方もおり、少しジェラシーを感じました
笑
バイオの技術は一日にしてならず。
何度も練習することで確実に上達する技術なんです

最初は失敗しても、先生や先輩たちが優しく教えてくれますので、皆さんは安心して体験授業などに参加してみてくださいね
後半には薄切し、染色した切片を顕微鏡で観察
してもらいました
切片を染色する体験授業も数種類ご用意しておりますので、今回の薄切を体験された方は、また次回以降、染色の体験にも参加していただくと病理分野の理解がより深まると思います
obmでは毎週土曜日、日曜日を中心にオープニングキャンパスを実施しています
来週にはご自宅から気軽に参加できるオンラインでのイベントも実施しますのでご興味のある方は是非ご参加ください