2024.07.24
バイオ学科機能性評価グループ卒業研究の途中経過のご報告
バイオ
バイオ学科では、3年生になったら、環境・細胞・機能性評価の各グループごとに卒業研究に取り組みます

わたしたち機能性評価グループでは、機能性表示食品 黒玉ねぎに含まれているシクロアリインの成分を分析しています。
リーダーのバイオ学科3年生のKです
(就職内定先:ケンコーマヨネーズ株式会社)
■実験の目的
実験の目的は、シクロアリインの高速液体クロマトグラフを用いた定量分析法の検討を行い、黒玉ねぎ中のシクロアリインを分析することです
obmで使っている高速液体クロマトグラフはこちら👇
(WATERS社製HPLC)
機材のお値段は、なんとスポーツカー🏎1台分です
💦
■シクロアリインの効果
シクロアリインには血液中の中性脂肪やコレステロールを低下させる作用があります。
また、血液をサラサラにする働きや、代謝を高める働きもあると言われています
ちなみにシクロアリインは、1g約100万円します
💦
■実験の手順
物性評価として、水への溶解度と脂溶性(オクタノール/水分配)を調査し、消化管吸収性を事前に検討しています。シクロアリインは水に溶けやすいが、脂溶性は低く、消化管粘膜吸収は良くないタイプであると推定されました
HPLC条件を検討し、分析バリデーションデータを取得します。
新鮮な玉ネギ及び、加熱した玉ねぎをフードミキサーでホモジネートし、水で抽出後、前処理用の特殊な固相抽出カラムで精製したのち、HPLC分析を実施します。
分析バリデーションとは、分析法がその目的に対して適切であることを確認するプロセスで、直線性、再現性、安定性など色々な観点から確認します。
その際に使用する分析カラム(CAPCELPAKSCX)はこちらです👇
こちらは1本5万円と、やや高いですね
高速液体クロマトグラフでの分析結果はこんな感じででてきます。
現在、HPLC分析法を確立し、黒玉ねぎから目的成分を抽出する過程に挑戦中です

研究メンバーは、7月で就職内定先(医薬品・食品企業など)がほぼ全員決まり、これからが卒業研究の本番です

大人数でまとめるのが大変ですが、計画をしっかり立てて、成果を出して、秋以降のオープンキャンパスで披露しますので、乞うご期待ください
医薬品・細胞培養・遺伝子・化粧品・食品・環境など
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