2016.05.17
バイオ実習レポート「細胞培養班:プレーティング編」
バイオ
1年生の間に基礎技術を身につけたバイオ学科2年生
2年次では、各自の希望に合わせてより専門的な実習を行っています。
今日はその中から細胞培養班をご紹介します

細胞培養チームは細胞毒性試験の実験で、細胞のプレーティングの練習中です。
まずは培地内の細胞の数を測定して、細胞が均一に含まれるように調整します。
培養液を入れて薄めたり、細胞を追加して濃度を上げたりして調整するのですが、クリーンベンチ内で無菌操作を意識しながらの作業はとても集中力がいる作業なんです
細胞数の計算もちょっぴり大変。
そんなに難しくない計算ですが、作業中なのでなんとなくあわてて、位を一ケタ勘違いして、答えがおかしいぞ?ってなることも
でもミスもトラブルも今のうちにいっぱい経験すればいいんです
しっかり説明を聞いていても、実際に自分がやる番になると手順を度忘れしてしまったりすることもしばしば。
でも実験は2人一組で協力しながら取り組みますので、アドバイスしたりフォローしたりしながら楽しくやってます
一人一人が作業を行うので、授業が終わるころには使ったピペットがこんなにたくさん
みんなの練習量がわかりますね

調整が終わったら、96穴プレートのくぼみ(ウェル)の中に調整した培溶液を入れていきます
プレートの中に入れていくからプレーティング。
わかりやすいでしょ

最後にプレートを顕微鏡で観察

よしよし、ばっちり細胞入ってます
調整とプレーティングをすべて終えて、本日の実習は無事終了。
明日も頑張りまーす
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