みなさん、こんにちは。
医療福祉心理学科の長田です

医療福祉心理学科1年生のみんなは、この春休みの期間に介護職員初任者研修の講座をがんばっています
介護職員初任者研修は、もともとはホームヘルパー2級の資格だったものが、より介護の職場で働く実践的なものにカリキュラムをレベルアップして移行された資格。
ホームヘルパーの資格という方がわかりやすいかもしれませんね
介護に限らず、人や福祉にかかわるお仕事を目指す上では、取っておくと役立つ資格の一つで、介護の基本的な考え方や、食事や移動など生活支援のための技術はもちろん、コミュニケーションの取り方や家族への援助なども学べるんです
この日は排泄介助の実践練習
自立した日常生活を送るために必要不可欠な排泄は、非常にプライベートな行為なだけに、言葉のかけ方にも配慮しながら、自尊心を尊重してケアを行う必要があります
そのためには自分でできることはなるべく自力でして頂く、または自力でできるように支援することも大切な考え方です

今日は、自分が左半身に麻痺があると想定して、できるだけ自分の力(残存能力)だけでベッドから起きて排泄をする方法を学びました。
たとえ不自由な部分があっても、コツをわかっていればできることも広がります
例を挙げてみましょう。
寝ている状態からまずは体を横にしてみるとします。
ところが、そのままの姿勢で横を向こうとすると麻痺している側の腕がおもりになってうまく体を回転できません
このときのコツは、最初に麻痺側の腕を健康な腕でつかんで胸の上まで持ってきておくこと。
こうすると、重心が変わって体を回転しやすくなるんです
他にもいろんなコツを先生に教えてもらって、ひとりひとりが実際に体験しました
周りで見ていると、
「あ、そこで先に足を引いておかなくちゃ」とか
「次はあっちに手をつくんだったな」と
よくわかるつもりになるのですが、
実際やってみるとうまくいかない部分も。
みんなで確認しあいながら、きちんとオムツをはききるところまで全員がやりきりました
うまくできてると、みんなから拍手もわき起こりました


普段なにげなくこなしている動作だからこそ気づかないこと。
学んでおくときっとこれから役に立ちますね
気になった方はぜひ一度obmのオープンキャンパスに参加してみてください!!