2年間でバイオ技術者を目指すバイオ技術学科のみんなは、今日はマウスの扱い(ハンドリング)の練習で、保定と投与にチャレンジしました

 
実験動物の飼育管理や動物看護において、保定は基本中の基本となる技術
 動物に苦痛を与えることなく保定するには、動物の体の構造や動きについてよーく理解した上で、かなり練習を積む必要があります
 
スムーズに保定できれば、
投与の際にも痛みもあまりなく、
次からもおとなしくしてくれるんですよ

 
でもこの保定にはコツがあって、
コツをつかむまではなかなかうまくいきません
 
マウスは見た目よりもずっと皮が伸びるので、
体の後ろのほうから手繰り寄せるようにしていき、
顔よりも下からつまみあげるように持つのがポイント
 
そうすれば顔や手足の動きを制限することができます。
と、先生のお手本を見て頭ではわかっているつもりでも、
見るのとやるのは大違い
 
つかんだと思ったら、マウスはジタバタ動ける状態
 これでは危なくて次に進めません・・・
麻酔をかければいいんじゃないの?
と思う人もきっといると思いますが、
麻酔をすれば、その麻酔薬が体に影響を与えるかもしれませんよね。
お薬は命にかかわるものですから、その効果は慎重に確かめる必要があり、できるかぎりほかの影響がない状態にする必要があるんです
 
先生からアドバイスをいただきながら、
何度目かのチャレンジでついに成功
 
投与もうまくできました
 
obmには小型動物飼育装置もあり、こういった実習も校内で行っています。
もちろん一人ひとりが技術を身に着けられるよう、全員が実習を行います
 
大学などではグループで代表者1人が実技を行い、周りでほかのひとは見学、ということが多いのですが、一人ひとりがトレーニングできるのがobmのいいところです

 
即戦力の人材になれるよう、みんながんばりましょう
 
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バイオ技術者を育てるobmのバイオ学科
 
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