みなさん、こんにちは。
バイオ・バイオ技術学科のみんなは、
東和薬品株式会社の京都分析科学センターに
研究所見学に行ってきました
京都化学分析センターは、
京都リサーチパーク(KRP)の中にある最先端の研究施設
バイオ関連企業の方などの見学も受け入れておられます。
今回、obm生の見学を受け入れて頂き、
obmの学生専用のレジュメも作って頂いていました
ありがとうございます
開発されているジェネリック医薬品についての解説をお聞きした後、
医療開発部・医療分析部で実際に働いていらっしゃる研究室も
見学させて頂きました

ちなみに「ジェネリック医薬品」について、
名前くらいは聞いたことはありますよね
ジェネリック医薬品とは、
あるお薬の独占的販売期間が終了した後、
同じ有効成分で効能・効果、用法・用量が原則同一で、
先発医薬品に比べて低価格な医薬品のことです

政府の骨太方針2017でも、2020年9月には
ジェネリック医薬品の数量シェアを
80%にすることを目標にするなど、
注目度も重要性も高まっているんですよ

施設内は写真を取ることはできませんので、
代わりに、参加した学生のみんなの感想をお届けします

「ジェネリック医薬品に対する印象が大きく変わりました
他の人が後から真似て開発した薬といったイメージを持っていて、
効果や安全性に不安を持っていたのですが、
実際には販売に至るまでに様々な試験があり、
厚生労働省や薬事法に定められたことをクリアするために
様々な研究がおこなわれていることも知りました
」
「ジェネリック医薬品というと
値段が安いというイメージしかありませんでしたが、
飲みやすくするために小型化したり、
カプセルを錠剤に変えたり、
苦みを抑える味の改良をされていたりと、
様々な工夫がされていることに驚きました
包装の工夫では、薬の情報にアクセスできるQRコードを表示したり、
1錠1錠に製品名や含量を表示したりと
患者さんに優しい工夫がたくさんありました
実際に私自身が服用している薬でも、
製品名と含量が一錠ごとにわかりやすいデザインになっているものが
あることに気づき、感動しました
」
「ジェネリック医薬品は、品質・有効性・安全性が
各試験により先発医薬品と同等以上になっており、
さらに患者さんにとって付加価値があるものだと思いました
」
「お薬を割っても成分に変化がないかを調べる分割性試験や、
分割したあとの安定性試験、
飲み合わせによってお薬の効果に変化が起きないかを調べる
配合変化試験などを行う実験室も見学させて頂けました
お薬はもちろんですが、
研究開発の過程での試験方法や機器にも興味を持ちました
」
「機材もたくさん見せて頂き、ご説明頂きましたが、
検体ごとに適した機器があり、
感度が高ければ常にもっともよいというわけでもない、
というのが意外でした
」
「実験室では、ピペット操作や
実験中のラベルの大切さについてのお話も聞かせて頂き、
普段の授業で教わっていることが
就職してからの基礎につながっていることを再認識しました
授業で教わったことをもっと大事にしようと思いました
」
「熱心に仕事をしながらも、みなさん笑顔がすてきで、
社員同士で楽しく会話されている姿も拝見し、
良い職場環境なのだと実感しました。
説明もとてもわかりやすく
質疑応答も親切にお答え頂いてありがとうございました
」
みんな実際の研究現場を見て、
夏休みもそろそろ後半戦。
みんな有意義にすごしましょう

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