みなさんこんにちは

 バイオ・バイオ技術学科講師の金本です(o^^o)
今日は分離分析の基礎、「クロマトグラフィー」の実習の様子を紹介します(*☻-☻*)
今日は分析の実習が初回ということで、薄層クロマトグラフィーを使った葉緑の光合成色素の分離です(o^^o)
 
検体は緑葉
 好きなものを持ってきて下さい!とお願いしたら、こんなに種類が・・・!
 
ラディッシュにレッドキャベツの芽、野菜ジュースまで・・・!
個性豊かで楽しいですね(o^^o)
 どんな結果になるのかな?
次は検体の抽出です。
乾燥剤のシリカゲルと一緒に抹茶状の粉末になるまですり潰します
 
次は溶媒に検体を加えて色素を抽出し、TLCプレートに試料をのせていきます
 ちなみにこの「プレートに試料をのせる」ことを、
専門用語では「アプライ」って言います

 
TLCプレートの表面を削らないように慎重にアプライ
 
お次は完成したTLCプレートを展開溶媒の入った展開層に入れて、じりじりと溶媒が上昇してくるのを待ちます^^
良い感じ~

 
植物の葉にある光合成色素は一種類ではなく、数種類含まれているのがわかりますね
 色素によって、溶媒に溶けやすい・溶けにくいといった性質があるので、薄層クロマトグラフィーを使えばそれぞれを分離することができるのです^^
 
無事、色素ごとに分離させることができました
 上からカロテン、フェオフィチン、クロロフィルa、クロロフィルb、ルテイン、ビオラキサンチン、ネオキサンチン・・・・!
これと同じことが発展編で行うHPLC(高速液体クロマトグラフィー)のカラムの中でも起こっているんですよ

 
楽しく実験して原理を理解して、次のステップに進みましょう☆
「好きこそモノの上手なれ」です
 obmでは基礎から楽しくじっくりと教えます
 
次回はオープンカラムで色素の抽出、同定を行います^^
ではまたお会いしましょう~
 
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