3/4(日)
バイオ学科・バイオ技術学科
オープンキャンパスレポート
今回の体験授業は
【医薬品分野】
定性分析をおこないました
定性分析とは・・・?
物質がどのようなものか
どのようなものを含むかを知る
目的で行う分析法のことです

■判断基準
・化学反応
沈殿(液体中の混じり物が底に沈んだもの)
炎色反応(炎の中に入れると特有の色を示す反応)
融点(物質が溶ける温度)
沸点(沸騰する温度)
光の屈折率


私たちの身近にある医薬品
特に頭痛薬は馴染みのあるものだと思います。
当たり前にあって私たちが健康に過ごしていくのに
欠かせない医薬品。
前のブログでお伝えしたように
医薬品は安全性試験→臨床試験などの色々な段階を経て
私たちの元に届けられているんですね
今回は定性分析ということで
皆さんご存知バファリン・そしてロキソニンに
アセチルサリチル酸が含まれているかどうか実験します
【アセチルサリチル酸】化学式C9H8O4

アセチルサリチル酸の一般名は【アスピリン】
・頭痛薬・鎮痛剤に含まれるもっとも効果の高いとされる物質
・効果が高いため、子どもの摂取は禁忌とされています!
今回はアセチルサリチル酸を
加水分解→けん化→中和反応を経て
サリチル酸に分解するという実験を
行いました。
1 薬を乳鉢ですりつぶす

20.5ml水酸化ナトリウム水溶液を加え


4.更に0.5ml 塩酸水溶液を加えて攪拌

ここまででアセチルサリチル酸は
サリチル酸に分解されています☆
5 0.5mlの塩化鉄Ⅲ水溶液を加える


5 色の変化を確認する

紫色に呈色反応を示すとアセチルサリチル酸を
含む薬であると言えます

左はバファリン!アセチルサリチル酸を含んでいるのは
バファリンということになります

ちなみに・・・
アセチルサリチル酸の含有量を調べたい場合は
水酸化ナトリウムでけん化して
フェノールフタレイン液と塩酸で
中和滴定を行うと含有量を調べることができる
こういった【量】を調べる分析方法のことを
【定量分析】というんですね
さらに詳しく調べたい場合は
高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いると
正確な情報を調べることができます☆
★★obmは実習設備が凄い★★
国立大学の医学部にしかないような現場で
使っている最先端の機械があり
それを少人数制なので自由につかうことができる!!
HPLCももちろんありますよ

パンフレットにもobmの設備について写真付きで紹介
されているので見てみてくださいね

オープンキャンパスでは
obmラボツアーも行うので
実際にどういった機材や設備を使っているのか
見ることもできます!

【これは細胞培養の部屋になります!!】

在校生・卒業生の皆さんもこの機材を使って
技術力を身につけているんですよ~

バイオ学科・バイオ技術学科は
実験のプロである技術者を目指す学科です

面白そうだなと思ってくださった方は是非
オープンキャンパスにご参加くださいね!
実験が好きな人
顕微鏡を覗いたりするのが好きな人
手先が器用な人・・
興味のあることや好きなことが将来に
繋がるって素敵ですよね?
理系だけでなく文系の方も基礎から
丁寧に勉強するので
心配する必要はありません!
自分の夢にとっての近道がobmにはきっとある!
オープンキャンパスや平日の個別説明会も開催中
のご予約はこちら















