2017.04.17
精神保健福祉実習の中間指導で実習を振り返ろう(後編)
福祉・心理
今日は前回の続き。
精神保健福祉実習の中間指導の後編をお届けします!
前編をまだ読んでいない方は、
まずは前編から見てみてくださいね。
前編の記事はこちら↓↓↓
「3回目となる今回の実習先は、B型就労支援事業所で、たくさんの利用者さんと一緒にお菓子つくりや内職の作業をしています。
利用者さんの症状も軽度で、すごくやる気を持って作業に一生懸命に取り組んでおられます。」
「同じ福祉の現場でも、訪問看護とはまた全く違う環境ですよね。
前半を終えてみてどんな感想をもっているかな?」
「正直言うと、毎日作業する内容はいっしょなので、14日間も実習日誌に書くことがあるかな、と思っていました
でも、同じ利用者さんと毎日会って一緒にすごすからこそ気づけることもあって、結構書くこといろいろあります
」
「例えばどんなことがあったの?」
「実習の最初の方で、気の強い方がおとなしい方を一方的に責めておられるいる場面に出会いました。
そのときは、日ごろの不満やストレスのはけ口にされているのでは?と思いましたが、数日間様子をみていると、おとなしい方から積極的に話しかけておられる場面もよく見かけるんです
責めていると思っていた発言も、あなたはこういうところはいいんやからもっとこうしないと、と助言されている部分もあることに気づいたんです
相互関係が成り立っていて、それもコミュニケーションの形のひとつなんだな、と理解できたんです
」
「そうやって利用者さんのことがちょっとわかったりすると、うれしくなるよね
」
「うんうん。実習でやりがいを感じるポイントだなって思う
」
「Sさんは、どんなときにやりがいを感じますか?」
「メンバーさんが意外な一面を見せてくださったときです
例えば、初対面の時は暗い顔で何もしゃべって頂けなかった年配の方が、何かの拍子に「うそぴょん」ってつぶやかれたことがあったんですよ。
「そうですね。
それこそ人と人とのコミュニケーションですね
」
「実際の仕事内容と利用者さんとの関わりの様子を見て、精神保健福祉士ってすごいんだな
、と改めてわかりましたし、専門性をもっと学んでいきたいとやる気もでました

」
「実習指導者さんってたくさんの場面を経験されてて、アドバイスもほんとに勉強になるよね
私は利用者さんに伺ってみたいことがあったんだけど、こんなこと聞かれたくないかな、と思って躊躇してたことがあったんです。
それを指導者さんに相談してみたら、お昼ご飯のあとに5分だけその利用者さんと二人だけで話せる時間をつくるとか、自分から相手が話しやすい環境を作る工夫をしてみたら?と助言頂いて目からうろこ
でした
実習なんだから失敗してもいいしやってみな、とも言って頂けたので、残りの期間は思ったことは躊躇せずに自分からやってみることを頑張りたいです

」
「私も残りの期間、ただ目の前のことをこなすんじゃなくて、実習に来てるんだっていう本来の目的を忘れずに気楽にいろいろやってみて、たくさん学んできます
」
「ふたりともやる気十分ですね
後半もたくさん学んできてくださいね
」

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